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「でんぷん」で決まる「うるち」と「もち」

「米」の主成分は/strong>「炭水化物」で、「タンパク質」も含まれています。
この「タンパク質」には、必須アミノ酸が少なく、「おかずなどの副食」から取る必要があります。

米には、日常的に食べる「うるち米」と、餅になる「もち米」があるんですが、
この違いは、米に含まれる炭水化物の「でんぷんの成分」で決まります。

米のでんぷんは「アミロース」、「アミロペクチン」で、
後者の方が”粘りが強く”、
「うるち米」には、アミロース80%、アミロペクチン20%の割合で、
「もち米」には、アミロペクチンが100%なんです。
ですから、餅には”特有の粘り”があるんですよ。

米は、高温多湿に弱いです。

長期間保存すると、[「味」や「栄養価」が低下します。
これは、含まれている「脂肪酸」の酸化、「タンパク質」や「ビタミンB1」の減少、によるものです。

「玄米」か「もみ米」の状態で、
温度:13℃以下、相対湿度:70%以下の低温保存

が、米に最適な保存方法です。

ちなみに、貯蔵期間が1年以上の「米」のことを、「古米」と言うんですよ。

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